その日は男が近所の本屋に向かっている途中だった。
男はトラックと衝突し大怪我を負った。
原因は信号無視。
何日も眠り続けたのち、
病院のベッドで目を覚ました男は安堵した。
なぜか?
【ウミガメのスープ】 [海雲]

初投稿です。

夢オチですか?

いいえ。

事故を起こした場所は重要ですか?

いいえ。

男が安堵したのは自分が生きていたからですか?

いいえ。生きていることより先に、何かに安堵しました。 [編集済] [良い質問]

男は死にましたか?

いいえ。

男は他の人の事で安堵しましたか?

いいえ。自分のことです。

信号無視したのは本好きの男ですか

はい。 [良い質問]

トラックと衝突した時、男は徒歩でしたか?

はい。

男が安堵したのは自身の心身の健康状態に関してですか? [編集済]

はい。自分の体のことで安堵しました。 [編集済] [良い質問]

本が読めない体になっていなかった(手や目に問題がない)ことに安堵しましたか?

ほとんどはい。読めない体になっていなかった、というのもそうですが… [編集済] [良い質問]

男は徒歩で出かけましたか?

はい。

男は盲目ですか?

いいえ。

男は、焦っていたか急いでいて信号無視をしましたか?

回答はまだです。

本好きな男は作家ですか

回答はまだです。

男が本好きなのは重要ですか?

回答はまだです。

安堵したのはこの男特有の価値観によるものですか?

回答はまだです。

男が信号無視した理由は重要ですか?

回答はまだです。

男は本を読みながら歩いていましたか?

回答はまだです。
もちろん本を読むのも好きだが、書くことはもっともっと好きだった。
暇さえあれば机に向かい、寝食を忘れてしまうこともしばしばあった。
小説を書くことだけが男にとっての生きがいであり、
いつか自分の本を出すことを夢見ていた。
男が近所の本屋に向かっていた日。
それは男の本の発売日…つまり男の夢が叶った日だった。
ついに自分の本が書店に並ぶのだ、と浮足立っていた男は、
信号を確認せずに道路に飛び出してしまった。
そこでトラックと衝突したのである。
数日後、男は病院のベッドで目を覚まし、
事故で両足が無くなってしまったことを医師から告げられる。
しかしそれを聞いた男は
『ああ、利き手じゃなくて良かった。利き手だったら小説が書けなくなってしまうところだった』
と安堵したのだった。
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